みなさまこんにちは。
常洋水産株式会社の旬のお魚情報です。
12月のお魚は「あんこう」です。
分類
アンコウ目アンコウ科
旬の季節
12月~3月まで
産地
主に茨城、青森、福島、山口
特徴
○親潮と黒潮が交わる茨城県沖のあんこうは質がよく北茨城市の平潟港や日立市の久慈浜港で水揚げされる「常磐物」は豊洲市場において高値で取引されています。
○泳ぎの苦手なあんこうは、海底でじっと身を潜め2本のアンテナ状の突起を動かし寄ってきた魚を捕食しています。
○あんこう漁は産卵を終えた7~8月が禁漁となる以外は年を通じて漁が行われます。冬の時期になると水温が低下し身が引き締まり肝臓が肥大すると味がよくなります。
○あんこうは、背骨~あご骨、眼球を除き残すところなく食べられます。身、肝、胃、皮、卵巣、えら、ひれの7箇所を俗に「7つ道具」と呼んでいます。
○体は暗褐色で平たい体型で柔らかく、頭が大きいのが特徴です。また手足のように変形したひれを動かし海底を移動します。
○体はメスのほうが大きくなり大型のもので2m重さも60kgを超えます。
○体全体が柔らかく粘りがある為、まな板の上では捌きにくいので下あごを引っ掛けて「吊るし切り」する方法が一般的です。
目利きのポイント
切り身は身が淡いピンク色、透明感がありぷりぷりしているものがよいでしょう。肝はオレンジ色が鮮やかでふっくらと張りのあるものがよいでしょう。
おいしい食べ方
野菜と一緒に味噌または醤油仕立てにしたあんこう鍋が有名ですが、この他から揚げ、刺身、しゃぶしゃぶにしても美味しく召し上がれます。濃厚でチーズのような甘みを持つ肝は蒸してポン酢で食べるとよいでしょう。
栄養
白身の部分は脂質が少なく大変ヘルシーです。身の部分にはビタミンB12、B1、ナイアシン等が多く含まれ皮膚や健康維持、貧血予防に効果があるとされています。
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